三軒茶屋駅から歩いて5分ほどのところにある、うどん屋「のらや」。かわいらしいネコのデザインが印象的なロゴで、ちょっとした古民家のようなお店でした。
そんな「のらや」さんが、2019年5月30日をもって閉店してしまいます。三軒茶屋というエリアで、誰もが優しい気持ちで帰っていけるような「地方の国道沿いにある、馴染みのうどん屋」みたいなお店だったので、とても残念な気持ちです。
手打ち草部うどん「のらや」とは?
「のらや」さんが三軒茶屋にできたのは、2004年のこと。ぼくとしては、結構あたらしいお店のように思っていたのですが、かれこれもう15年も前になるんですね。
なんといっても特徴的なのは、徹底的なまでの「ネコ」のデザイン。お箸袋を集めることで、お店でも使っているネコデザインの食器がいただけるという、他ではまったく見られないユニークなサービスを展開されていました。
三軒茶屋にある「のらや」といううどん屋さん。
可愛い器にのどごしの良いうどん。天ぷらも沢山で満腹になれます。#うどん pic.twitter.com/odjFpeNCjm
— NOBU(っ´ω`c) ~パン担当~ (@nobu_kemuri) 2019年5月27日
「のらや」さんが提供していたのは「手打草部うどん」。大阪・堺・草部で誕生したうどんで、もちもちした食感が特徴。昆布やカツオをダシとした関西風の味で、非常に僕好みでした。
うどん屋「のらや」との想い出
「のらや」さんには少なからず想い出がありますが、特に妻のほうが思い出深かったのではないかな。
まだ娘が幼稚園に行く前のころ、毎日の昼食に困っているときに、ふと足を運んだことが何度もあるそうです。
「のらや」さんで食事をすると、食べ物の形をした消しゴムのおもちゃをくれまして。それをもらうのが楽しみで、「のらや」に行けば娘も上機嫌だったようです。
僕が仕事から帰ってくると、うれしそうに自慢するんです。それで、その消しゴムのおもちゃをつかって、ちょっとしたおままごとに付き合わされたりね。
いまでは娘も大きくなって、あのころの消しゴムのおもちゃも、とっくに無くなってしまいましたが、彼女がお気に入りだった土鍋の形の消しゴムをよく覚えています。
そんなのらやさんが、もう食べられなくなると思うと、なんだかとても心がギュッと掴まれる思いです。
「のらや」の味が恋しくなったら……
「のらや」さんは関西を中心に展開しているお店で、東京だと「国分寺」と「新宿区四谷」にあります。もしどうしてもあの味をもう一度食べたくなったら、ぜひそちらの店舗に足を運んでみてください。
のらや 国分寺店
【電話番号】042-329-8641
【住所】国分寺市北町2-24-1( Google マップが開きます )
【営業時間】平日:11時〜15時、17時〜22時半/土・日・祝:11時〜15時半、17時〜22時半
【定休日】無休
【詳細情報】店舗の公式HP
のら豚屋 新宿通四谷店
【住所】新宿区四谷2-11大村ビル1F( Google マップが開きます )
【電話番号】03-5367-2133
【定休日】日曜日
【営業時間】11時〜15時(ラストオーダー 14時半)、17時半〜22時半(ラストオーダー 22時)
【詳細情報】店舗の公式HP
※新宿の「のらや」さんは、カレーうどん専門店なのでご注意ください。