外食で身体に良いものを食べるって、なかなか難しいですよね。野菜をたっぷり摂りたいと思っただけでも、選択肢がグンッと限られてしまうものですから、バランス良く食べるのはかなり困難と言わざるを得ない。
そんなとき、我が家で安心して食べられる外食先として重宝しているのが、三軒茶屋にある「かみむら食堂」です。
すべて手作りで作られる料理は、家庭的でありつつ、こだわりが詰まったメニューばかり。「肉」や「脂っこいもの」に偏ることなく、様々な食材をバランス良く食べることができます。
なので小さい子どもがいるご家庭にもオススメ。座敷の席もありますので、子どもを連れても行きやすいのが嬉しいところです。
この記事のもくじ
「かみむら食堂」の店舗情報
店舗情報
【店名】かみむら食堂
【住所】東京都世田谷区三軒茶屋2-14-22(Googleマップが開きます)
【電話】03-5787-5898
【営業時間】火〜日 12:00〜23:00
※平日のみ16:00~18:00までクローズ
【定休日】毎週月曜日(但し祝日の場合は営業、翌火曜日休業)※臨時休業あり
【Facebook】かみむら食堂のFacebookページ
「かみむら食堂」は2012年2月に開店した、三軒茶屋の三角地帯エリアにあるカフェ・定食屋さん。裏路地を行った先にひっそりと佇む、ちょっとした隠れ家的なお店です。
店内は木を基調にした落ち着いた雰囲気。テーブルやイス、トイレの中の装飾品など、細かいところまで気配りと優しさに溢れています。
「かみむら食堂」の料理へのこだわり
単なる「小洒落たカフェ・喫茶店・定食屋」とは違う。取り扱っているメニューはすべて手作りで、どれひとつとってもこだわりが詰まっています。
味が美味しいのはもちろん、安心・安全で、食べれば思わず「ほっ」と声が漏れてしまう。そんな極上のリラックスを味わえるお店だったりします。
メニューには家庭料理のような定食が並んでいる。無農薬有機栽培の新潟産コシヒカリを炊いて、手で握るおにぎり。ひじきごはん。
毎日、大量のかつおぶしで出汁をとって作るお味噌汁。玉子焼き、細やかな心くばりがうかがえるサラダ、煮豆、塩麹や米麹で漬けた野菜。どれをとっても手抜きがない。
〜中略〜
すべて手作りであることも、お米にこだわっていることも、とりたててアピールはしていない。「あたりまえのことだから」と上村さんは言う。子どものころ、実家の母親はいつもかつおぶしを削って出汁をとっていた。
「ちゃんと作っていることは、食べていただければわかるんじゃない?と思っています」
via: 手塩にかけたごはんと、優しい居場所/かみむら食堂【カフェマニア川口葉子連載vol.2】【Lets】レッツエンジョイ東京
「かみむら食堂」へのアクセス
「かみむら食堂」は三軒茶屋の三角地帯エリアにあります。裏路地を入った先にあり、表看板も比較的ひっそりしていますので、ちょっとわかりにくいです。
三軒茶屋で有名なカフェ「
あるいは有名なタイ料理店「サイアム・タラート」の並びになりますので、それを目印にしても良いでしょう。
表には黒板の看板で「かみむら食堂」の文字と、メニューが出されています。
「かみむら食堂」の全メニュー一覧
「かみむら食堂」で特徴的なのは、家庭的な定食メニュー。一見すると「我が家で食べたお母さんの料理」なのですが、実際に食べてみると、やっぱりプロの料理なんだなと実感します。
食事だけでなくカフェドリンクやお酒も豊富。美味しいデザートも取り揃っています。
コーヒーの味もピカイチ。店主である上村さんは、過去にカフェスクールに通いながらカフェチェーンで働き、そこでエスプレッソ抽出を学んだとか。本格的な味が楽しめます。
「かみむら食堂」の外観・店内・雰囲気
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自然体でリラックスできるところが、私が「かみむら食堂」を好きな理由のひとつでもあります。
木の素材で統一されたインテリアに始まって、店内は細部までこだわりが詰まっています。しかしだからといって、オシャレ感を押し付けてこない感じ。
したがって、お店に入ったときに、変なプレッシャーや、敷居の高さを感じることがありません。「生活」という時間の中に、自然と溶け込める空間です。
店内には子どもと一緒に食べるのに重宝する座敷のスペースがあります。お店の雰囲気と相まってか、親子や家族での来店も目立ちます。
そしてトイレもキレイなんです。手拭き用のタオルも、個々人ごとに新しいものを使える仕組みで、常に清潔なものを利用させてもらえます。
「かみむら食堂」の実食レポート
今回は私と娘の二人での来店。オーダーしたのは「エビとアボカドの亜麻仁油サラダ(ハーフ):690円」と「ひじき御飯定食(サバの干物付き):1,250円+150円(大盛り)」の2品。
まずこちらが「亜麻仁油サラダ」。亜麻仁油はアマ科の植物の種子から抽出された油で、オメガ3脂肪酸を豊富に含んでいることで注目を集めているものです。
尖ったところがない、とても優しい味。エビとアボカドと一緒に食べるとちょうどいい塩味で、いくらでも食べてしまえる、クセになる味です。
続いて「ひじき御飯定食」。定食には共通で「ボイル野菜のサラダ・お惣菜・お豆・お漬物・お味噌汁・ひじきの煮物」が付いてきます。
これだけの品目が、しかもバランス良く摂れる定食って、なかなかありません。子どもを連れての外食ってどこか後ろめたい気持ちになってしまうのですが、「かみむら食堂」であれば罪悪感がありません。
そして、これが本当にお世辞抜きで、どれも美味しいんです。素材の味わいが活かされていると実感できる料理ばかりで、濃い味付けでごまかしていない感じがあります。
何度食べても飽きない味。二度三度は必ず楽しみたくなる定食です。
プロの家庭料理が食べられる希有なお店
家庭料理がプロ級となると、それはもう家庭料理ではない気がしますが、ニュアンスは伝わりますでしょうか。
料理、店内の内装、そして店主さんの人柄などなど。どこひとつとってもこだわりばかりが詰まっているお店です。ぜひ一度、まずはお茶の一杯からでも、足を運んでみてください。