三軒茶屋発、下高井戸行きのローカル電車「世田谷線」。昔からチンチン電車の名で親しまれて来ました。
その世田谷線にネコのデザインがあしらわれた列車が出向しています。本数は限られているので、乗れたら何かいいことがあるかも?!
もし狙って乗りたい方は、以下のリンクから時刻表を参照ください。毎週月曜更新で、一週間の時刻表が確認できます。
世田谷線の猫電車とは?
世田谷線、もともとは玉川線、通称「玉電」として運行していました。そして2017年9月から2018年3月までの間、「玉電開通110周年記念イベント」の一環として「幸福の招き猫電車」の運行をしていました。
それがこの度、世田谷線50周年記念企画の一環として復活したのが、いま運行している招き猫電車の正体です。運行終了時期は未定です。
そもそも、なぜ世田谷線に招き猫?。それは、世田谷線沿線にある「豪徳寺」が招き猫の発祥の地だといわれているためです。
豪徳寺の招き猫は縁起物ですので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょう。豪徳寺には数え切れないほどの、大小さまざまな招き猫が奉納されていて、その姿は圧巻です。
豪徳寺が招き猫の発祥の地となった由来は以下のとおり。漫画のイラスト付きでかわいいですよ。
彦根藩主、井伊直孝が鷹狩りの帰りに一休みしていたところ、近くの寺で飼われていた白い猫が手招きをする姿を見つけました。
不思議に思い寺に足を踏み入れた直後、ひどい雷雨になり、直孝は雨に濡れずにすみました。
直孝はこの猫に救われたことを喜び、寺を改築し井伊家の菩提寺とし、直孝の法名から豪徳寺と改名しました。
世田谷線の猫電車に乗ってみました!
世田谷線はよく利用するのですが、なかなか猫電車に乗れなかったので、今回は時間を狙って乗車してみました。
三軒茶屋の世田谷線の乗り場には、その日の猫電車の時刻表が貼りだされています。だいたい1時間に1〜2本ってぐらいですね。なかなかにレアです。
三軒茶屋は始発なので、停車している猫電車をゆっくりしっかり撮影することができます。
横から見たデザイン。最近のイラストでよくある、アニメ調の変な媚び方や萌え感を出さないあたり、好感がもてます。
電車に乗ると、足元には猫の足跡があり、電車の奥へ奥へと案内してくれます。控えめに言ってもかわいい。
そして最大のかわいいポイントはつり革です。ほぼすべてのつり革が、招き猫デザイン担っています。そして意外と持ちやすい。
普通の電車との変更点はこれぐらいです。なのであんまり過剰に期待し過ぎないように!
「この電車にがんばって乗る」というよりは、乗れたらラッキー、もしくは「せっかくだから1本ぐらい遅らせて乗ろうか」というぐらいのテンションがちょうど良さそうです。デートのワンポイントアクセントにどうぞ!